車の廃車情報はWEB上でも調べる事ができますが、トラックに関してはかなり情報量は少ないです。
しかも、走行距離から廃車を考える場合も、その基準が分からなければ判断する事も難しいでしょう。
そこで、ここではトラックの走行距離から廃車を考える基準についてご紹介いたします。
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トラックの寿命は普通車とは比にならない!
走行距離から見るトラックの寿命ですが、あまりトラックが故障したという話を聞いた事がないでしょう。
当然、トラックを扱う仕事をしなければそもそも耳にする事は少ないですが、それでも一般道や高速道路を走っていても事故以外で動けなくなっているトラックを見る事は滅多にないでしょう。
これは、トラックの耐久度が異常に高い事が要因となっているのです。
一般自動車との用途の違い
普通自動車や軽自動車は、基本的には一般家庭に向けたものがほとんどです。
中には社用車として利用される事もありますが、その場合でも利用頻度は高くとも、1回あたりの走行距離は比較的短いものがほとんどです。
これに対して、トラックの場合はほとんどが仕事用に利用されており(家庭用として見た事はありません^^;)、基本的には超長距離を超長時間移動し続けている車です。
そんな過酷な用途ですから、それに合わせて頑丈な設計で作られているのです。
年数としての寿命は同じ位
仕事で毎回長距離を走り続ける事ができるトラックですので、さぞ寿命も長いと思われるでしょうが、年数だけで言えばそこまで長くないのです。
普通自動車の年数としての寿命は平均15年と言われていますが、実はトラックの年数でも平均15年を廃車の基準とされているのです。
上記でトラックの耐久度は普通自動車よりも格段に高いと話しているのに、矛盾しているようにも思われるかもしれませんが、トラックの場合は少し事情が異なるのです。
その事情とは、やはり走行距離の違いです。
普通自動車の場合は、毎日そこまで長距離を走る事がないので、エンジンにかかる負荷も小さいですが、トラックの場合は毎日長距離移動を行いますので、その分の負荷は普通自動車の比にならないレベルです。
よって、普通自動車とトラックでは走行距離の面で大きく差がついてしまい、結果的に年数だけで見ると同じタイミングで廃車の基準となるのです。
トラックの廃車目安となる走行距離
では、具体的にトラックの廃車を行う際の目安として、走行距離は何キロを基準に考えればいいのかを見てみましょう。
先ほども述べたように、トラックの走行距離は普通自動車の比にならないので、私も初めて知った時は見間違いじゃないかと疑ってしまうものでした^^
走行距離で見る基準
トラックの寿命ですが、平均すると100万キロが一つの基準となっています!

普通自動車の走行距離の基準としては、15万キロが基準となっています。
なので、この数字と比べるとトラックの走行距離の寿命は普通自動車の約6.5倍という数字となります。
走行距離の寿命 | |
軽自動車 | 10万キロ |
普通自動車 | 15万キロ |
トラック | 100万キロ |
違う視点から見れば、年数から考えた寿命が普通自動車と同じということから、トラックの方が1日あたりの走行距離も普通自動車の6.5倍と考えられますので、やはりそれだけ使用頻度も負荷も高い事がわかるでしょう。
メンテナンスは必須
トラックの廃車の基準が走行距離100万キロとありますが、これには当然メンテナンスは必須となります。
乱暴に乗り続けていれば、車検ごとのメンテで乗り切ったとしても、やはりそれだけ劣化が進み寿命も短くなってしまいます。
もちろん、だからと言って毎日時間をかけてメンテナンスが必要というわけではなく、定期的にメンテを行う程度で大丈夫でしょう。
トラックは100万キロを目安に廃車
以上のことから、トラックの廃車の基準として100万キロという数字を念頭に置いて計画を立てれば間違いないでしょう。
ただ、気をつけたいのが正しい乗り方をしている状態で100万キロという数字となっていますので、普段から悪路での走行や、同じトラックを複数人で交代して常に動かしている状況であれば、おそらく100万キロまでもたないでしょう。
逆に言えば、負荷がかかりにくい環境で、連続駆動時間も比較的少ない環境であれば、それこそ100万キロを超えて現役で走られているトラックもあるようです。
なので、やはりこの「100万キロ」という走行距離の廃車基準は、あくまでも目安として考えるようにしましょう。
【重要】トラックの廃車方法!
最後に、トラックの廃車方法ですが、この部分に関しては業者選びが爆発的に重要です!
というのも、最近では廃車の手続きが無料で行うところが増えてきているので、そう言った面ではほとんどの業者で差がない状態です。
しかし、トラックに関しては買取価格で業者ごとに大きく差が出るのです。
廃車同然のトラックは日本国内では需要はないので、解体・スクラップに直行なのですが、海外への輸出に関しては話は別です。
日本車というだけでも海外では人気なのに加えて、トラックはとにかく頑丈ですので需要は十分にあるのです。
なので、それだけ高値で売れる可能性がある商品ですので、海外輸出が可能な業者に廃車買取に出すことで買取価格が大きくUPするのです。
現在で言えば、私も廃車を依頼した事があるカーネクストさん海外輸出ができる業者にが該当します。

出典:https://carnext.jp/
反対に、これを海外に販路を持たない廃車買取業者となると一気に買取価格が下がってしまいますので、トラックの廃車に関してはカーネクスト一択と言えるでしょう。