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車検が切れている車の名義変更ができない!この時、廃車ってどうするの?

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「廃車したいが車の名義が自分ではなく、しかも車検が切れていて名義変更も出来ない!」

こんなややこしいそうな状況ですが、実はこう言った状態に陥る方は結構な人数なのです。

そこで、ここでは車検切れの車の名義変更と廃車の方法についてご紹介いたします。

車を別名義で登録されている事例

普通、自分乗っている車であれば「自分の名義で登録されているはず」と考えられるでしょう。しかし、意外にも本人以外の名義で登録されているケースが結構多いのです。

まずは、いくつかあるそのパターンについてご紹介いたします。

親名義

まず、20代の方に多いケースとしては、親の名義で登録されているケースです。これは、親が購入した車を譲ってもらったり、使用者は本人の名義になっているが所有者の名義は親のままだった、などの理由が挙げられます。

新車購入時に子供にプレゼントするため、という事で購入されている場合は特に勘違いが起きやすいです。

なので、もし一人暮らしを始める際に車も移動させる場合は、事前に名義が誰になっているか確認しておくことが推奨されます。

ディーラー名義

次いで多いのは、名義人が家族ではなくディーラーの名義で登録されているケースです。

これは、新車の購入をディーラーで行い、なおかつ分割等で購入されている場合に起きる現象です。もちろんディーラーで新車購入の場合でも、一括購入の場合にはこう言ったことは起きません。

しかし、分割やローンを利用される場合はディーラー側に未納リスクが発生しますので、そのリスクの中で車の所有権を顧客名義にすると分割代金の踏み倒しなども可能性として発生するのです。

なので、そういったリスクを回避する目的で、分割・ローン購入の場合に名義をディーラー名義にしているのです。こうする事で、ディーラー側で万が一の際に車を勝手に売却される事もなく、差し押さえなどの対策が取れるのです。

ローン会社名義

ディーラー名義での登録と同程度の割合で可能性があるのは、ローン会社の名義で登録されている場合です。

ディーラー名義の場合は、ディーラーが主体となってローン支払いの管理を行うのに対し、ディーラーとは別でローン会社がローンの支払いを管理する場合にローン会社が名義として登録されます。

この理由は、ディーラー名義の場合と同様に、支払いの踏み倒しリスクに対する予防策の一環です。もちろん、ローンを完済すれば名義変更を行うことは可能です。

事故魔
この辺は面倒なので、

私の場合、車は一括で購入しますね^^

 

車検切れ状態でも名義変更は可能?

では、こう言った別名義で登録された車の車検切れが起きた場合、どの様にして名義変更ができるのでしょうか。普通の名義変更手続きでは変更できないというのは、この記事を探された段階ですでに判明しているという事でしょう。

そこで他にどう言った方法があるのか、ここから紹介していきたいと思います。なお、その方法は一つではなく複数存在しています。

車検後に名義変更

まず一つ目の方法は、面倒な方法ではありますが車検を受けるという方法となります。

現状、名義変更の障害になっているのが「車検切れ」なので、この状態を解消してあげれば、すなわち車検に通せば車検証の発行がされ、それを元に名義変更手続きが可能となります。

ただ、今後車に乗る予定がない方であれば、わざわざお金を払って車検を受けるメリットないので、そういった場合は次に紹介する方法がおすすめです。

この車検を受けるという方法は、あくまでも今後同じ車に乗る予定がある方のみご利用ください。

廃車前提なら名義変更は可能

2つ目の方法は、名義変更は行うが廃車にする事が前提である方にオススメできる方法となります。

もちろん廃車と言っても、車をスクラップにする廃車(永久抹消登録)ではなく、長期間乗らないので放置しておきたい場合やヤフオクなどで他人に譲る際の廃車(一時抹消登録)で利用出来る方法です。

その方法とは移転抹消という手続きとなります。

この移転抹消とは、名義変更と抹消登録を同時に手続きする方法となります。通常、車検切れの状態で名義変更だけの手続きはできないのですが、この移転抹消に関しては車検切れの状態でも手続きが可能なのです。

移転抹消の手続き方法

移転抹消ができないケース

ただし、この移転抹消が使えないケースも存在しています。

それは特に異例なケースなどではなく、ある意味当たり前の事なのですが、分割やローンを完済していない場合は移転抹消もできないのです。

前述でご紹介した通り、わざわざ名義をディーラーやローン会社で設定するのは、完済前に勝手に廃車にして支払いの踏み倒しを防ぐために行っているのです。

なので、たとえ移転抹消だとしてもその予防線まで回避する事はできないので、まずは支払いを完済させてしまう必要があるのです。

 

永久抹消登録なら名義変更は不要

以上が車検切れの状態で名義変更を行いつつ、廃車手続きを進める方法となります。おそらく車検切れが起こっている時点で、車検を通すという方法で問題解決につながる方は少数派になるでしょうから、多くの方が移転抹消手続きをされる事でしょう。

しかし、この移転抹消ですが、実は一時抹消登録ではなく永久抹消登録をされたい方の場合は、更に簡単な方法があったのです。

委任状があれば永久抹消が可能

一時抹消登録の場合は、該当する車を再登録する際に前の所有者情報が残っている状態ですので、先に名義変更を行っておく必要があります。

しかし、永久抹消登録に関しては車自体が無くす(解体する)手続きですので、再登録される事は100%ありません。なので、わざわざ名義変更をされてから永久抹消登録をせずとも、今の名義のまま永久抹消登録を行っても何の不都合もないのです。

となると簡単な話で、両親やディーラーなど現在の所有者に連絡して委任状を用意してもらえれば、それを持って自分で運輸支局にて永久抹消登録を行う事ができるのです。

当然、支払いを完済している事が条件となります。

もちろん、運輸支局に行く事すら面倒であれば、カーネクストなどで無料手続き代行も可能です。正直、この場合のご自身の立ち位置として、ほとんど動く事なく廃車が可能なのです。

しかもカーネクストは廃車買取業者であるため廃車を買い取ってくれるので、臨時収入を得る事も可能なのです^^

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